仕事明けの早朝に、漫画喫茶で一日一時間だけネットを嗜むのが今の自分の習慣になっているのですけど、このマンボー吉祥寺店なる店は全く事件には事欠かない店で、

「キーボードを打っていると隣から、うるせー!と怒鳴られる」
「テレビを大音量で流しヘッドフォンはつけない」
「ギャルの集団が早朝からアカペラでなんかHITOMIとかそういうのを歌ってる」
「スロット開店待ちの兄ちゃんたちが方方に電話を大声でかけまくる」


などと、悪鬼羅刹の跳梁跋扈、百鬼夜行ホワイトライオットと呼ぶに相応しい荒れようを見せております。


そして本日、いつものように座敷席に入ったところ、壮年の男性の声が多数。しかも、どういうわけか無線機で話し合っている輩までいるようで、店内のざわめきは空前のものになっていました。


またかようるせーな、とウンザリした自分でしたが、無線機とはただ事ではありません。何やら大変なことが起こっている様子。耳を傾けてみると、あろうことか


「おい!息してないぞ」
「警察、警察」
「広いスペースを確保しろ!」


などと、あたかも藤岡弘探検隊のような文言・怒号が漫画喫茶所狭しと響き渡っているではありませんか。いったいこれは何事か、と低い天井を利用し店内を見回してみると、三つ隣の席で知らない若者がブッ倒れており、救急隊員か緊急事態に駆けつけた漫画喫茶愛好の有志たちか気合の入った探検隊コスプレイヤー集団か知りませんが、必死に救命活動を行っています。更に「隊長!あっちが広いです!」などの発言が飛び出すなど、いよいよ店内は水曜スペシャルな雰囲気を呈しており、自分は、これは今日考えてたことを書いてる場合では無いと予定を変更、「よもや日本で水スペに近い空気を味わうことが出来、あまつさえ”隊長!”と生で聞くことが出来るとは…」と感慨深く、場を満喫したのでした。一向に自宅回線が開通しないので死にます。