課金制度導入により物議を醸し出している Mixi だが、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの存続と将来に関わる大規模地殻変動が起きている一方で、僕の身にも大事件が発生していたことを知る人は少ないだろう。


というのも最近、あしあと(個人を特定できるアクセス解析機能のようなもの)に…その…、誓って僕はそういう趣味があるわけではなく、また、そうした趣味嗜好の方々に偏見があるわけではないのだが…、つまり、ゲイの方々によるあしあとが異常に多いのだ。


それもガチムキと称されるらしい、体育会系で、心身共にマッチョで、ほぼ全員がアニキな、微塵も妥協すること無く己を全うしている、スペシャルな方々が僕のところを訪れているのだ。なぜ来訪が分かったかというと沢山あしあと辿ったからだよ馬鹿。なんだよどっかで晒されてんのか畜生。あしあとなんてあんまり見ないから気づかなかったよいつからなんだよこの状況は。


ゲイ、ホモ、ニューハーフの人たちに偏見は無い。差別もしない。せいぜい、「日出郎は見たら爆笑する」くらいだ。だが、強い恐怖心はある。高校の頃に屈強な柔道部員にレイプされそうになった暗い思い出を持つ僕である。それも致し方ないといえよう。レイプ未遂の辺りは諸般の事情により詳しくは描写しないが、その際に僕の心に刻まれた恐怖心と、あしあと来訪旅行により抉じ開けられた、封印された記憶の骨壷から這い出してきた忌まわしき記憶は、推して知るべしである。この話をミクシィに書かず、あえてここに書いた理由も、推して知るべしである。


なお、多少当時のことを語ると、『MONSTER(浦沢直樹)』の中盤辺りで、「医者の人がヨハン側の暗殺者に狙われて、助手の人がいつものように玄関の鍵をかけ忘れていたために助かった」というシーンがあったが、そういうわけである。そういえば『銀と金福本伸行)』の二巻には似たような状況で「鍵が開かず殺人鬼に全員殺される」っていう名シーンがあったよね!良かったね!