仕事で疲れたが



帰りの中吊り広告で週刊新潮とパンプキンが並んでいるという無茶苦茶に出会えたので元気が出た。意味が分からない人はGOOGLEに上の雑誌名二つをブチ込んでみよう。


さて、JR中央線中吊り広告配置担当者は最高のセンスを持つ一方で、面白いと思うことに惜しげもなく命を張れる兵(つわもの)であることが明らかになった。面白いことを面白く表現できる人間が、自分の面白いと思ったことに身命を投げ打った際に発生する輝きと、その人に直後に訪れる崖っぷちは、わたしの心を強く打つ。


またワザワザなことに、今週の新潮はお家芸、学会叩きを繰り広げていた。別にどちらに肩入れしているわけでもない私ですら、背筋に冷たいものが走り、同時に、中央線中吊り広告配置担当者の将来が心配になったものだ。担当者が「てへへ!」の一言とベロ出しで全てを許してもらえるようなパーフェクト超人なのだとよいのだが……。もし、中吊り広告配置担当者が今週の新潮のトップ記事を予見した上で、カミソリのような奇襲でもって今週号だけをこの配置としたならば、彼(彼女)はもはや信長の生まれ変わりである。または神様である。八百万のうち、中吊り広告に棲む神様である。


もしお咎めが無かったのなら是非とも調子に乗って頂き、次は週刊新潮の隣に潮を配置し、「中吊り広告でお隣中傷合戦」といった二十一世紀型の新しい戦争を繰り広げてほしいものだ。